会長挨拶

土田 明彦
会長(代表理事) 土田明彦


 この度、5月21日開催の社員総会ならびに理事会の議を経て、同窓会会長を拝命いたしました。 1982(昭和57)年 に卒業以来、39年にわたり東京医科大学に勤務し、臨床・研究・教育および大学・大学病院の運営に携わってきた経験を活かして、 同窓会活動に取り組んでまいりたいと存じます。

 社員総会・理事会で承認された今年度の事業計画は以下の5項目です。
  1. 学校法人東京医科大学と医学部医学科同窓会との連絡協議会の継続
    学校法人の維持発展に寄与するために、学校法人の現状や将来計画を把握し、定期的に情報を共有して相互の理解を深めてまいります。
  2. 財政基盤の強化
    最近卒業した同窓の会費納入率は著しく低下しており、将来の活動に大きな懸念が生じています。医学生のうちから同窓会活動に目を向けていただくための施策を重点的に立案・実施していきます。
  3. 支援事業の強化
    今まで行ってきた若手研究者への支援のみならず、教職員や医学生との協議を重ね、医学生の希望に沿った支援事業を行います。また、新宿キャンパス、西新宿キャンパス等の整備事業に対しての物的・人的支援を強化してまいります。
  4. 学術振興の推進
    大学が有する先端情報や技術解説、地域で活躍する同窓の活動状況などをホームページやSNSなどで発信するとともに、支部総会などでも情報共有を図ってまいります。
  5. 有限会社ヒポクラテス社の経営改善
    保険代理店としての業務改善と業績向上を図り、財政的バックアップを通じて同窓会への貢献を果たしてまいります。

 喫緊の検討課題として特に注力したいことは、若手卒業生にとって、魅力ある組織づくりを行うことが重要と考えます。本学に限らず、最近の若い世代は組織への帰属意識が低く、メリットがないと同窓会活動に参加していただけない傾向にあると聞いております。できれば、学生のうちから同窓会活動に興味を持っていただくような仕組みを構築することが必要です。また、大学としては、卒業生の進路の把握も重要な課題となっていますが、ほとんど把握できていないのが現状であり、同窓会と一体となって情報共有を図る必要があります。また、同窓会の情報発信としては、既存の同窓会新聞に加えて、様々なコンテンツを作成し、ホームページの会員専用ページやSNSで配信するなど、時代に即した活動の輪を広げてまいりたいと考えています。同窓各位のご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。